本格的な「心理学風」文献リストとその管理
1997年3月吉日新規登録
本格的に「心理学」風の文献リストを作成したい場合、apalike.styなどのスタイルファイルを使います。これは APA(American Psychological Association; 米国心理学会) 風という意味で、米国心理学会で一般に使われている文献表記スタイルで組版してくれます。
必要なものはBiBTeXの他、次の通りです。
これらをそれぞれ適当な場所に配置したら、次の手順に従って組版します。
- \documentstyle[apalike]{jarticle} とする
- 文献データベースファイル(〜.bib)をつくる
- 本文中の文献の場所に次の行を書く
\bibliographystyle{apalike}
\bibliography{bibファイルの名前}
- LaTeX -- BiBTeX -- LaTeX の順で処理する
これで、.bibファイル中の文献はアルファベット順に並ぶし、文献リストは心理学風になります。また、本文での引用の形も (Carpenter,1988)のように心理学風になります。
注意
- これ以上の詳細な情報は各種の参考書を参照して下さい。
- apalike.sty の作者自身が何度も断っているように、APA風の文献表記法はできれば使わない方がよいと思います。日本でもAPAをまねていますが、心理学風の文献表記は、読者には読みにくいものです。TeXのplainな文献様式のほうが色々な意味ですぐれています。これを使うのは、どうしても心理学風にしなければならない場合(学会誌への投稿など)に限った方が良いでしょう。
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