PsyLab-LAN FAQ集

同じキー操作を繰り返すのはめんどうだ

05/28/1998

データファイルを整形する際に、同じキー操作を繰り返さなければならないことがあります。

そんなときには、キーボードマクロの機能を使うと、単純な繰り返し操作をあっというまに済ませることができます。

キーボードマクロの登録開始は C-x ( で、これを入力した時点からすべてのキー入力が キーボードマクロとして記憶されていきます。 キーボードマクロの記憶を終了させるには、C-x ) を使います。
記憶したキーボードマクロを呼び出して実行させるのは、C-x e です。

例をあげましょう。

いま次のようなデータがあったとします。

06031 554554455445455545 29 30 242531467
01732 442354324425442425 17 27 194716235
01632 555555335555553555 26 30 281567234
00632 355445553443435455 24 24 281243567
04122 243154315525321525 09 29 201746325
00922 243154325535422535 12 29 226721534
   :        :           : :   :
このデータのすべての行について、2番目のかたまりを、
06031 5 5 4 5 5 4 4 5 5 4 4 5 4 5 5 5 4 5 29 30 242531467
のように1数字ごとに空白を入れたいとします。
そのときには次のようにします。
  1. 1行目の頭にカーソルを移動し、C-x ( を入力します。
  2. 1行目に必要な空白を入れる作業をします。
  3. 作業が終わったら、C-x ) を入力します。
    これでキーボードマクロに操作が記憶されました。
  4. 次の行の頭にカーソルを移動します。
  5. C-x e を入力して、マクロを実行させます。
  6. これを必要なだけ繰り返します。
なお、この操作の必要な行の数がたとえば200行もあるような場合、いちいち手で 5. を繰り返すのはめんどうです。そうした場合には、
M-200 C-x e
とマクロの繰り返し回数を指定してやると、すべての作業が瞬時に終了します。

簡単でしょ?