PsyLab-LAN FAQ集

口頭発表用のOHPを作りたい

1997年5月8日新規登録

学会や研究会、ゼミナールなどでOHPを使って発表する機会がたくさんあります。 そんなとき、MS-Wordや一太郎などのワープロを使ってOHP原稿を作るのは、文 字サイズの指定などで結構だるいものです。

そんなとき、SLiTeXを使えばたいへんに能率よくOHP(またはスライド)原稿 を作成することができます。

SLiTeX自体の使い方は、「美文書入門」の p.334からを参照してください。た だし、OHPに絵を入れるのはちょっとしたコツがあります。それは ここを見てください。また、表が必要となったときのコツ はここを見てください。

(1) PsyLab-LANでのSLiTeXの起動方法

いま、スライド・ルートファイルの名前が ohp-root.tex だとします。
psych% virjtex '&jsplain'  ohp-root
これで ohp-root.dvi が作成されますので、prev で見るなり、印刷するなり してください。

なお、毎回 virjtex '&jsplain' をキー入力するのがめんどうなヒト は、次のような簡単なシェルスクリプトを書いておくと良いでしょう。

#
virjtex '&jsplain' $1
いまファイル名をたとえばslide とかすると、
psych% chmod u+x slide
することを忘れないように。そうすれば、
psych%  slide  ohp-root
で、仕事は終りです。では、happy texing!

(2) SLiTeXで図を入れる方法

EPSFファイルをスライドにすることができます。ここではそれを紹介しておき ます。 いまたとえば fukei.psという名前のポストスクリプトファイルをスラ イドの中に仕込みたいとします。そのためには、

  1. スライド・ルートファイルで、documentstyleのオプションに [epsf]を指定しておきます。
  2. スライドファイルでは、次のようにします。
    \begin{slide}{}
      \epsfile{file=fukei.ps, height=4cm}
      これは、風景の図です。
    \end{slide}
    
    ここで注意すべき点は、フツーの TeX ドキュメントにポストスクリプトファ イルを仕込む場合と違って、\begin{figure} -- \end{figure}とかを 使わないということです。なぜかは知りませんが、figureやtableの環境を使 うと、ずっこけます。

(3) SLiTeXで表を使う方法

SLiTeXで表が必要となったときには、table 環境は(なぜか)使えませんので、 次のようにしてみてください。
\begin{center}
  \begin{tabular}{lll} \hline
  .....    \\
  .....    \\ \hline
  \end{tabular}
\end{center}
また(当然ですが)captionも指定できません。表タイトルが欲しいときには 単なるテキストとして書き込んでください。