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よくある質問(大学院心理学専攻)

Q: 社会人なのですが、夜間開講されていますか?

心理学専攻では実質的に週日は毎日、夜間(午後6時から8時ないし9時まで)にも講義や演習が開かれています。 しかし、臨床心理士受験資格の取得を希望する場合には、夜間に開かれた授業だけでは資格要件である臨床心理学実習などを履修することができません。また夜間通学だけでは修士論文の取りまとめと、十分な臨床経験の蓄積の両面において、時間的にかなり無理が生じます。社会人の場合には周到な修学計画の立案が必要でしょう。

Q: 専大心理学専攻は少人数教育と聞きましたが

はい、大学院心理学専攻の専任教授は14名ですが、1学年あたりの院生数は15名程度です。さらに、修士課程の大学院生には主指導・副指導としてそれぞれ1名ずつの教員がつき、論文指導にあたります。 とりわけ臨床心理学領域の院生指導において、すぐれた心理臨床家を養成するためには、少人数のきめこまかい指導が絶対的に必要であるとの理念に基づいています。

Q: 臨床心理士資格に対応していますか?

はい、心理学専攻は、財団法人 日本臨床心理士資格認定協会 第一種指定校となっております。

Q: 学内ではどのような実習をするのですか?

臨床心理士資格取得を希望する院生の場合、2年次になると専修大学心理教育相談室において、臨床心理士とともに遊戯・親子並行面接や心理検査などを行ないます。教員や臨床心理士が指導員となり、きめ細かい個別指導を行ないます。

Q: 専修大学の相談室施設はどのようなものですか?

2009年に新しい相談室が完成いたしました(専修大学心理教育相談室)。12室に及ぶ各種の臨床用の部屋のほか、最新の観察、記録設備や備品を備えた、充実した相談室となっています。

参考:大学院心理学教育、心理教育相談室が充実(2009年)

Q: 外部施設での研修はどのようなものですか?

臨床心理士資格取得を希望する院生の場合、2年次で約1年間にわたって、病院、児童相談所などで研修させていただきます。院生は毎回実習レポートを研修先と実習担当教員に提出し、指導を受けています。

Q: 見学実習について教えてください

臨床心理士資格取得を希望する院生の場合、修士1年次で夏休みを利用した外部施設見学実習を実施します。精神病院、児童相談所、家庭裁判所、福祉司法施設など20か所ほどを見学します。

Q: 学部の専門は心理学ではなかったのですが

そうした志願者も入学試験では完全に公平に扱っています。しかし、入学後は学部の心理学の講義を受講するとか、レポートの書き方を訓練する実験指導の授業を受講するなど、心理学を4年間学んだ院生以上の努力が求められます。とりわけ、研究データの統計処理の方法についてはかなりの水準の勉強が必要となります。

Q: 英語が苦手ですが、だいじょうぶでしょうか?

社会人入試では英語を課していませんが、英語が不要だという意味ではありません。研究領域によっては英語の文献を読む力がおおいに求められる領域と、比較的英語論文への依存の軽い領域があります。しかし、いずれにしても全然英語と無関係に大学院をすごすことはできないでしょう。

Q: 指導教授はどのようにして決めるのですか?

毎年3月20日ころまでに、合格者に対して、入学志願書よりも詳細な研究計画書の提出を求めています。その研究計画書を大学院スタッフ全員で吟味して、どの先生が担当するのがもっとも良いかを決定し、4月のガイダンス時に発表します。この時、同時に副指導教授も発表します。

Q: 副指導教授制って何ですか?

一人の院生を主指導教授ともう一人の副指導教授の二人体制で指導するというシステムです。原則として、副指導教授は主指導教授とは専門分野の異なる教授があたることにしていますので、院生は狭い専門領域に閉じこもることなく広い視野から自分の研究を見つめながら学習を進めることができるようになっています。

Q: 修士修了後の進路は?

臨床心理学領域の院生の多くは、各種の臨床現場へ就職をしています。常勤のポストに就職できる院生の数は年ごとに変動があり、大半が常勤職に就くこともあれば、ごく一部にとどまることもあります。基礎系領域の院生は民間企業、公務員などへの就職をしています。
毎年1、2名の学生はさらに研究を進めるために博士後期課程に進学しています。

Q: 学費はどれくらいですか?

大学院入学生学費をご覧ください。また 奨学金情報も併せてご覧ください。